中東のイスラム教諸国で、年1回のラマダン(断食月)に異変が起きている。 今年は9月上旬までの約1カ月間だが、現地は日本と同じく記録的な猛暑。 炎天下での仕事に慣れているはずのイスラム教徒(ムスリム)も 「こんなに暑いラマダンは初めて」と口をそろえる。 各国は飲食を絶って働く労働者の体調不良を懸念し、 断食中断を容認する宗教令を出すなど異例の対応を迫られている。