■鈍色の空灰色の平たい心 22:30 心が渇くのではなく抑揚がなくなってきている…肉体と精神共に弱っているのは確かだ 人の形のしたものが闊歩する薄い空気の中でどんどんと弱っている 人に喜んで貰える話が書きたい、みんなが読んでから少し日に当たったような感じで、それから内容は忘れてしまうような物語を書きたい でも、それも無理だろう ケリをつけなければならないだろう まずは体を鍛え直そうそうすれば精神も動じなくなくなる この町を出る時には分籍ではなく新戸籍の申し立てもしなくてはならない その前に父親を締め上げてでもあれを取り上げておくつもりだ そしてケリをつけに行くのか行かないのか