> 連続小説ちまき 2010/09/06 (月) 18:02:22        [qwerty]
> 都落ちした私は母校の大学7階で海を眺めていた。
> 死ぬか。そんなことを考えながら呆けていると、
> 「ブ」
> 「ブ、ブ」
> という羽音が聞こえた。
> カメムシであった。
> 外に出たいのをガラスに遮られ当惑している様子であった。
> 私は彼を優しくつまんだ。鮮やかな薄緑が美しい。
> 窓の外に手を伸ばすと彼は一瞬躊躇したのち飛び立った。
> 風に翻弄されながらも羽ばたいて、そして消えた。
> ここは7階。かれらカメムシが自力で至れる高さではない。
> 彼はそびえる巨石と、それすら見下ろす高さから世界をみた。
> 仲間と合流したとき、その絶景を伝える言葉を彼は持たない。

纏ったら小町に上げろよ

参考:2010/09/06(月)18時01分16秒