ウィニーは、ダウンロードしたファイルを暗号化、断片化して「キャッシュフォルダー」に入れ、 自動的に再アップロードするが、警視庁は男が「この仕組みを知っていた」と供述したため、 故意性があったと判断。児童ポルノの再アップロードでは初めて公然陳列容疑を適用した。 同庁幹部は「児童ポルノ根絶のため、ファイル共有ソフトで最初に流した利用者だけでなく、 中継した者の摘発にも力を入れる」と強調する。 一方、ユーザーの間にはネット上で「ウィニーを稼働させているだけで逮捕される可能性がある。 心当たりがある人はキャッシュを消しておかないと」との不安も広がりつつある。 奥村弁護士は「故意に流したかどうかは難しい問題だが,結果的に児童ポルノ流通に手を貸しているのは事実。 ユーザーの自覚が必要」と話している。