> 2010/09/24 (金) 04:57:47 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> 今朝の朝礼は俺の番だったの忘れてたーーー!
> なんか仕事っぽい話ネタをくれ(;´Д`)
布団やベッドと体のサイズが合うとは限らない。そういう時には、どうするか。
中国の古典にはこんな話がある。高潔で知られた斉の人が亡くなった時、体が被で覆いきれなかった。
周囲は「斜めにすれば」と勧めたが妻は拒否した。
「生前、決して斜めなことをしなかった人。布団を斜めにして余りあるより、真っすぐ掛けて足らない方がましです」
ギリシャ神話の強盗にかかると、合わせられるのは体の方だ。
プロクルステスという強盗は捕まえた旅人の体を、寝台の大きさに合わせて、切ったり伸ばしたりしたそうだ。
さて、郵便不正にからむ厚労省の文書偽造事件で起訴された同省の元局長に無罪判決が言い渡されたのはつい先日。
その捜査の中で主任検事が、押収したフロッピーディスクの更新日時を検察主張に合うよう改ざんしていたとして逮捕された。
判決は、描いた構図に合わせた供述誘導の疑いも指摘するなど、ただでさえ
<其の被を斜めにす>を地でいくような強引な捜査が批判を浴びた検察だ。
だが、法廷に提出しなかったとはいえ、構図に合わせた押収資料の加工となると質が違う。
まさに<プロクルステスの寝台>だ。
その気になれば誰でも犯罪者にできるのか…。そんな疑念も生まれかねない。
元局長だけでなく、今、多くの人が検察に抱くのは「不信」を通り越して「恐怖」だろう。
参考:2010/09/24(金)04時52分33秒