梅干しの種の仁(中身)を俗に天神様と言い、この部分を好んで食べる人も いる。天神様という俗称は菅原道真の飛梅伝説に由来する。 しかし、ウメの実には元々青酸配糖体であるアミグダリンという成分が含まれ ており、これが胃腸などで酵素によって加水分解されると猛毒であるシアン化 水素(青酸)を生成する。これは特に仁(天神様)の部分に多く、多量に食べ ると青酸中毒に陥り、最悪の場合は死に至る可能性がある。 ただし、漬ける事でアミグダリンはほぼ消失し、食べても人体にはほとんど影 響がないとされている。 (;´Д`)