過激な性描写がある漫画の販売規制を強化する東京都の改正青少年健全育成条例に関連し、 石原慎太郎知事は17日の定例記者会見で、72年発行の自著「真実の性教育」(光文社)に 「いかなる書物も子供を犯罪や非行に教唆することはない」などと記述していたことを指摘され、 「そのころ私は間違っていた」と述べた。「変態を是認するような本は、あのころあまりなかった」 と釈明し、条例改正の正当性を強調した。 石原知事は、規制対象となる性的な漫画について「世の中に変態ってやっぱりいるからね、 気の毒な人でDNAが狂ってて。子供にさらさないように処置しただけ」と述べた。