> 2010/12/29 (水) 04:40:30 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> > 90年代サブカル界を席巻したタランティーノがポストモダンと言われてたけど
> > 00年代入ってから歴史を脱構築して自分の考え出したキャラを英雄化する
> > 創造的な破壊を「イングロリアスバスターズ」でやってるんだよね
> > 単純に固定観念に縛られないで面白い展開にしようと思って出来たのがヒトラー暗殺なんだろうが
> > 歴史の再解釈とか言ってるフィクションにただカタルシスを求めるだけ
> > 楽しませるだけのアクロバティックな大技があるわけではないんだよね(;´Д`)
> イングロリアスバスターズがディスられるとは思ってなかった(;´Д`)
> それは俺は反論するよ
> あの作品は作中の登場人物の言語にもこだわった部分で他の「真面目」な戦争映画(ワルキューレとか……真面目じゃないって突っ込みはいらんよ)
> より考証を大事にしてる
> それが映画というフィクションの一点で(バスターズはフィクションとは言い切らない。キャラはともかく実際あのくらい残虐な部隊は無数にあっただろう)
> 転回し最後は考証の末に何が出るかと思えばコメディに一遍する
> その転調の小気味良さは「ただカタルシスを求めるだけ」ではないと思うよ
> あそこで正統なヒトラー暗殺劇をやると本当のただの僻みというか珍説だよ
> あくまでラストの馬鹿げた展開こみで「映画」たらしめてるんだと思う
> 勿論あの映画がとんでもなく質の高い学芸会というような見方は認めるけど
うむ(;´Д`)書き方が悪かったかな
イングロは滅茶苦茶面白いし名作だと思うけど
それをポストモダンだの言って持て囃す評論家は違うと思うし
それに乗っかって歴史の再解釈とかやってる作家はタランティーノに全然及んでない
イングロで例えるなら史実的にも実現可能な暗殺作戦が展開して
観てる方が心躍るような展開であれば
歴史考証の面から史実を再解釈した作品になるであろうけど
実際はいくらでも存在する普通のフィクションがちょっと凝って内輪ウケする程度で留まってて
火の鳥やイングロみたいにちゃんと脱構築できてる作品は西尾維新に限らずないなぁ…,と
参考:2010/12/29(水)04時23分22秒