仏自動車大手ルノーのEV関連情報の漏洩問題で、無期限停職の3幹部のうち2人分の口座がスイスなどの 金融機関に設けられ、スイスの口座に50万ユーロ(約5300万円)、リヒテンシュタインの口座に 13万ユーロが預金されていたと11日付の仏フィガロ紙が伝えた。 預金は「北京に本社を置く、中国の大手電力供給会社から振り込まれた可能性がある」という。 報酬の可能性があるが、ルノー側はこの情報に関するコメントを拒否した。 一方、中国外務省の洪磊副報道局長は同日の定例記者会見で、「中国が事件の背後にあるとの見解を 一部の人が示しているが、全く根拠がなく受け入れがたい」と強調した。スパイ疑惑で中国が公式にコメントしたのは初めて。