> > 8年前に死んだ兄は今でも私の家のドアを叩く。 > > 私はくぐもった不自然な声を聴かぬよう、 > > ヘッドホンで音楽を大音響を流し、 > > 鍵を八つもつけて、 > > 十字架や線香を握りしめてガタガタ震えながら夜を明かすのだ。 > しかし兄は怯える私を嘲笑うかのように扉をすり抜け、 > ゆらゆらと、死に絶えた太陽のような蝋燭の明かりに > 照らされた部屋を、音もなく移動する。 > 震える私の耳元で > 「どうしてまだ生きて居るんだ」 > と呟き、背中に屹立した肉塊を押し当てる。 > 「あぁ・・」 > 今晩も逃げられない。 > 精神と離反した肉体は喜びの腸液を滲ませる・・・ ああ 次の電撃大賞は約束されたようなものだな 参考:2011/01/13(木)20時37分18秒