アクアパッツァ(acqua pazza) は、魚介類(白身魚と貝類)をトマトやオリ ーブなどとともに白ワインと水で煮込んだイタリア料理[1]。 ブイヨンなどを用いずシンプルに水と白ワインで煮込んだ魚のスープ[1]。 魚としては、タイ、スズキ、タラ、カサゴ、メバルなどの白身魚、貝類とし ては、アサリ、ムール貝などがよく用いられる。さらに、好みによりイカ、 タコなどを加えることもある。パンやパスタとともに供される。選んだ素材 により、リストランテなどでは、「カレイとアサリのアクアパッツァ」といっ た表記でメニューに登場する。 アクアパッツァとは、イタリア語で「奇妙な(風変わりな)水」あるいは 「狂った(暴れる)水」という意味であると説明されることがあるが、誤り である。白ワインと水で煮る調理法から来たイタリア語の「水で薄めたワイ ン」の意味の名称である[1]。