どうやら3月にアイルランド総選挙が行なわれるようで、春には欧州の財政問題に火がつきそう。 それが一巡したところで、6月には米国のQEⅡが打ち止めになる。その辺のタイミングで、 今度はJGB格下げ攻撃、みたいなことが起きるのではないかと。 こんな手口でヘッジファンドを儲けさせるのは、まことに片腹痛いではありませぬか。 ○おそらく最善手は、「今通常国会において、消費税を来年春から2%だけ上げる」くらいの小さな決定を下すことではないかと思います。正直なところ、この局面で税収を5兆円ほど上げても、 焼け石に水でありましょう。でも、察するにJGBに関する最大の課題とは、 「この国の政府は、中長期的に必要なことを何も決められないのでは?」 という海外からの至極もっともな疑問があることでありましょう。 そんな発行体が出す債券など、外国人投資家が買うわけありませんわなあ。