2011/02/18 (金) 23:11:44        [qwerty]
赤松 赤松理論には「楽しみ代」という概念があるんです。自分が描いてて楽
しいと、自分が楽しみ代を払ってることになるからもうからないんです。編集
者や読者を楽しませようと思って描くと、楽しみ代が自分に入ってくるんです
よ。自分が楽しんでいたら、自分が楽しみ代を払うから、ほかの人は楽しみに
くいし、デビュー確率も下がる。

 楽しみ代がいっぱいかかるジャンルは、描いてて楽しいからみんな来て、執
筆人口がとても増えるんです。すると原稿料も安くなってもうからない。だか
ら楽しみ代が掛かるものにはなるべく手を出しちゃいけない。趣味のオリジナ
ル同人誌はすごく楽しいんですけど、同時に楽しみ代もすごく高いはずです。
逆に商業誌はいろいろな人を楽しませないといけないから、自分が楽しんでる
暇は少なくなる。その分楽しみ代が入ってくる可能性は高い。