細身のロドウェルさんが隙間に身体を入れると、 升谷さんが椅子に腰掛けた姿勢のまま丸くうずくまり、左脚は倒れた鉄の梁に挟まれていた。 「ナイフで切断するしかないかもしれない」。 ロドウェルさんが他の隊員に話すと、それまで英語があまり理解できない様子だった升谷さんが ロドウェルさんの襟元をつかみ「お願い!脚を切らないで。あなたを信じてる」と叫んだ。 ロドウェルさんは切断した。