> 2011/03/04 (金) 21:12:00 ◆ ▼ ◇ [qwerty]> 「まどか、君はエントロピーっていう言葉を知ってるかい?」
> 「簡単に例えると、焚き火で得られる熱エネルギーは、木を育てる労力と釣り合わないってことさ」
> 「エネルギーは形を変換する毎にロスが生じる」
> 「宇宙全体のエネルギーは、目減りしていく一方なんだ」
> 「だから僕たちは、熱力学の法則に縛られないエネルギーを探し求めて来た」
> 「そうして見つけたのが、魔法少女の魔力だよ」
> 「僕たちの文明は、知的生命体の感情を、エネルギーに変換するテクノロジーを発明した」
> 「ところが生憎、当の僕らが感情というものを持ち合わせていなかった」
> 「そこで、この宇宙の様々な異種族を調査し、君たち人類を見出したんだ」
> 「人類の個体数と繁殖力を鑑みれば、一人の人間が生み出す感情エネルギーは、その個体が誕生し、成長するまでに要したエネルギーを凌駕する」
> 「君たちの魂は、エントロピーを覆す、エネルギー源たりうるんだよ」
> 「とりわけ最も効率がいいのは、第二次性徴期の少女の、希望と絶望の相転移だ」
> 「ソウルジェムになった君たちの魂は、燃え尽きてグリーフシードへと変わるその瞬間に、膨大なエネルギーを発生させる」
> 「それを回収するのが、僕たち、インキュベーターの役割だ」
> 「この宇宙にどれだけの文明がひしめき合い、一瞬ごとにどれ程のエネルギーを消耗しているのか分かるかい?」
> 「君たち人類だって、いずれはこの星を離れて、僕たちの仲間入りをするだろう」
> 「その時になって、枯れ果てた宇宙を引き渡されても困るよね?」
> 「長い目で見れば、これは君たちにとっても、得になる取引のはずだよ?」
魔女と魔法少女ってどっちが先に生まれたのだろうか(;´Д`)
参考:2011/03/04(金)21時08分51秒