2011/03/14 (月) 00:05:04        [qwerty]
 アメリカでも引き続き最大限の報道が続いています。ニュース専門局は相変わらず
「ぶち抜き」の体制、三大ネットワークではニュース枠の全てを日本の震災関連の報
道に充てています。唯一の例外はカリフォルニアに到達して死者一名を出した津波被
害のニュースですが、この一件が更に日本の被災へ向けて「人ごとではない」という
イメージを加速しているような雰囲気もあります。

 震災発生の翌朝の新聞の扱いも最大限で、一流紙だけでなく、タブロイド紙でも全
て1面はこのニュースの写真で埋まっていました。報道の中では、『ウォール・スト
リート・ジャーナル』紙の社説が胸を打ちました。 "Sturdy Japan"(「堅牢なる日
本」)というタイトルで、「マグニチュード8.9への備えがここまでできていた国
は他にない」というサブタイトルと共に、日本が地震への備えを怠らなかったために、
被害をこのスケールで抑えこみ、尚被災者への救援に奮闘しているという内容で、精
神的な連帯の宣言ともいうべき異例のものでした。

 TV各社は続々と報道体制を整えており、NBCはメイン・キャスターの一人であ
るレスター・ホルトが東京からのレポートを開始、CNNは現場報道のエースでアメ
リカを代表するTVジャーナリストと言って良い「AC」ことアンダーソン・クーパ
ーが現在日本に向かっており、アメリカ時間の月曜日の晩から現地レポートを始める
と言っています。