2011/03/17 (木) 12:41:56        [qwerty]
記者「自衛隊に出動要請されないんですか」

知事(社会党系)「自衛隊というものは非常に、そのなんというか大変なものでありまして
最終手段であるべきものと考えております。然るに、その最終手段を安易に使うことになれば
住民に対して多大な不安を煽ると申しますか、まるで戦争でも起きてるかの如く
ネガティブなイメージを印象付けて、住民の恐怖心を煽る結果となるのではないかと危惧するわけでございます。
折しも被害の大きい地域はご年配の方も多くおられ、先の大戦の惨劇を覚えておられる方々にとっては
軍隊というものは非常に、その、嫌悪感を禁じ得ないというのもやむなきと申しますか
無用な不安を煽って混乱を引き起こすことは避けなければならないと思っております。」

記者「住民の心情よりも先ず人命救助を優先すべきという声もありますが」

知事「その点についてはですね、各県のね、知事に消防の派遣要請をしとるところでありまして、
数日中には1万人規模の救援隊が到着する予定になっております。」

記者「数日中では手遅れになる可能性もあると思われますが」

知事「それはですね、医学的見知といいますか、災害の被災者はですね、被災後72時間は大丈夫
というのが医学界の常識でありまして、手遅れになるとは必ずしも考えてはおりません。
現在でも県の消防はしっかり仕事をしてくれておりますし、心配して頂くことは何もないと考えます。」

記者「しかし消防よりも自衛隊のほうが災害救助に適しているという意見もあります」

知事「えー、先ほども申した通り、自衛隊というものは慎重に扱う必要があると思うわけであります。
連合や党本部(社会党)の幹部と昨晩緊急会合を開いたんですが、その中でも自衛隊について言及があり
そのなかでも安易に自衛隊を使うべきではないとのですね、見解で一致したわけでありまして、
やはりですね、住民の恐怖を煽るようなことは何にもまして避けるべきではないかとのですね、
考えに至ったわけでありまして、それに必ずしも消防は自衛隊に劣ってはいないわけでありまして、
やはり住民の心情をかんがみると自衛隊は不適切と、総理や幹事長もおっしゃられておりますし、
消防のポテンシャルといいますか、能力を考えましたら力不足ということはありませんので
心配されることなく、経過を見守っていただければと存じます。ありがとうございました。」

記者「できるだけ多くの人員を配置するためには自衛隊・・・」

報道官「ありがとうございました。会見はここで終了させていただきますので。」

1月17日18時兵庫県庁舎の会見にて