2011/03/17 (木) 13:50:00 ◆ ▼ ◇ [qwerty]「決死隊だ」放水作戦敢行のJOC職員ら原発へ 放射能漏れ
産経新聞 3月17日(木)11時48分配信
JCOの幹部は「まさに決死隊だ」と声を振り絞った。
17日に開始された福島第1原発への放水作戦。
前日には放射線量が高いことを理由に、自衛隊がヘリコプターからの3号機への注水を断念したほど。
建屋の穴から使用済み核燃料貯蔵プールに注水はできるのか。全国民が固唾をのんで見守った。
「操縦は大内さんにお願いできないか」。16日、東電側からの依頼にJOCとJOCの幹部に緊張が走った。
当初はステンレス製のバケツを東電側に提供するだけだったが、東電の社員では操縦は難しいという理由だった。
原発の事態が緊迫化するなか、JOCは急遽(きゅうきょ)、扱いに慣れた大内さんを中心に十数人の部隊を編成し、福島に派遣した。
ただ、作戦実行に向けて最も高い壁は隊員の安全確保。建屋からわずか50メートルと、ヘリよりも近づかなければならないのに安全は保てるのか。
JOC当局は「自衛隊でも東京電力でもどちらでもいい。とにかく一番いい防護服を」と要請したという。
バケツが1回にできる放水はわずか20リットル。放水と注水をリレーする作業に無駄は許されない。
東電の社員を交えた計画が綿密に立てられた。
バケツは東電側が事前に第1原発に運び込まれ、隊員らは20キロ圏外で待機し、出動の機会をうかがった。
一方、茨城・東海村のJCOでは17日早朝から幹部らが出勤。JCOでも警備部の幹部らが現場からの報告を待った。
午前10時半前、自衛隊ヘリからの4回の海水投下作戦が終わった直後、チェレンコフズメンバーらが原発に向けて出発した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110317-00000542-san-soci