2005/09/27 (火) 20:08:17        [qwerty]
俺はそいつらを「仕上げ屋」と呼んでいる。
漫画家のアシスタント。
大抵は仕上げ屋のままで終わる。
からっぽなのに業界にすがりつく虫けらたち。
目の前に3人 俺に摂取され放題の背中を丸めて机に向かってる。
俺はこいつらが余白を埋めるのを待ってる。
俺の描いた落書きの周りを懸命に埋めるドカタだ。

こいつら何が面白くてこんな業界にいるのか判らない。
反吐が出る。
こいつらも 出版社の奴らも 俺の漫画を金出して買う奴らも。
みな頭の先からつま先まで糞が詰まった歩く便器だ。

終わったらしい。
最後のチェックをお願いします だと。
何がチェックだ。
こんなもの良いも悪いもあるわけない。
低俗なポルノの助長。
下半身でしか読めない文字と絵がおりなすセンズリ。
俺はタバコをもみ消して目でOKの合図を出す。