2011/04/05 (火) 13:04:03        [qwerty]
ロシア国営原子力企業ロスアトムのノビコフ報道官は4日、福島第1原発の事故処理のため、
退役したロシアの原子力潜水艦の解体に使われているはしけ型の液体放射性物質処理施設「すずらん」を
福島に送るよう日本側から要請があったと述べた。ロシア通信が伝えた。

 具体的な利用法は明らかにされていないが、原子炉冷却の過程で出ている放射性物質を含んだ汚染水などの処理に使われるとみられる。

 すずらんは、ロシア太平洋艦隊から退役した原潜の解体過程で出る液体放射性廃棄物の日本海への投棄を防止するため、
日本の財政支援で2001年に完成、ロシアに寄贈された。年間7千立方メートルを処理する能力を持ち、
現在は極東の沿海地方ボリショイカメニの原潜解体拠点「ズベズダ造船所」で稼働している。