2011/04/21 (木) 07:10:27        [qwerty]
ケースB5-05(TB:全交流電源喪失、AM なし)では、全交流電源喪失後、SR 弁からの
蒸気放出に伴い原子炉水位は低下し、0.01 時間でレベル2 まで水位低下した時点でRCIC に
よる原子炉注水が開始する。その後RCIC は原子炉水位がレベル8 まで回復すると停止、レ
ベル2 まで低下すると注水再開、を繰り返すことで炉心水位を保つ。SR 弁からの水蒸気が
サプレッションプールで凝縮することにより、7.27 時間にはサプレッションプール高とな
るため、RCIC の水源を復水貯蔵タンクからサプレッションプールに切替える。事故発生か
ら8 時間後にDCバッテリが枯渇するとそれ以後のRCICによる注水はできなくなる。また、
この時点でSR 弁も逃がしモードでは開閉できなくなり、安全モードでの開閉となるため、
それ以後の原子炉圧力は約0.4MPa 高く推移する。
RCIC 停止後は原子炉水位が低下し、炉心がヒートアップを始め、15.46 時間で貫通部温
度が1273K(1000℃)まで上昇すると下部ヘッド破損(圧力容器破損)が破損する,