「もし精神が位置エネルギーを持つとしたら、 落下するときにはエネルギーを放出するはずだ。それを利用できればなあ」 我々は人類を救うことになる絶大なエネルギーを想った。 挫折、失恋、死に至る病、あらゆる苦悩が有益なエネルギーに変換され、 自動車を走らせ、飛行機を飛ばし、インターネットは繋ぎ放題、アイドルビデオは 見放題となる。これほど素晴らしい未来はない。そうなれば井戸のように過剰な苦悩を 抱える者が人類の救世主として脚光を浴び、暑苦しいポジティブ人間はまとめて お払い箱である。彼の時代が来るのだ。 「僕はまずそのエネルギーをつかって、鴨川に座ってる男女を焼き払います」 井戸は四畳半の隅に発生した暗澹たる沼地から顔を出して言った。 http://media.excite.co.jp/book/daily/thursday/013/ これってまどかまぎかじゃん!(;´Д`)もとねただ!