ニューヨーク市は3日、「イエローキャブ」の愛称で親しまれているタクシーを、 日産のミニバン「NV200」に統一すると発表した。これまでは9社16車種あったが、 一車種にし、ニューヨーク仕様の設計で発注する。日産車は、将来的に電気自動車に衣替え できるのが評価された模様で、800億円近い商談になるとも指摘されている。 現在、市内にある約1万3千台のうち、米国フォード社の大型セダン「クラウン・ビクトリア」が 最も多く走っているが、今年限りで生産中止になる。このため、市は各メーカーに呼びかけて新車を公募。 7件の応募のうち、日産のほか、フォードとトルコのカルサンが残っていた。 新車は2013年から市内に登場する。5年かけて既存の車をすべてを買い替えて、 少なくとも10年は新車種が独占する計画で、市内の風景が一変する。