2011/05/05 (木) 23:31:56        [qwerty]
加納時男のコラム

―福島の現状をどう感じていますか。 

原子力を選択したことは間違っていなかった。地元の強い要望で原発ができ、
地域の雇用や所得が上がったのも事実だ。

―河野太郎氏は「核燃料サイクル」政策は破たんしていると主張しています。
 
「反原発の集会に出ている人の意見だ。自民党の意見になったことはない。
反原発の政党で活躍すればいい。社民党に推薦しますよ。福島瑞穂党首は私の大学の後輩だから」 

―今後も原発を新設すべきでしょうか。 

「太陽光や風力というお言葉はとってもロマンがある。しかし、新増設なしで
エネルギーの安定的確保ができるのか。二酸化炭素排出抑制の対策ができるのか。
天然ガスや石油を海外から購入する際も、原発があることで有利に交渉できる。
原子力の選択肢を放棄すべきではない。福島第一原発第5,6号機も捨てずに生かす選択肢はある」

低線量放射線、身体にいい

―東電の責任をどう考えますか。 

「東電をつぶせと言う意見があるが、株主の資産が減ってしまう。
原子力損害賠償法には「損害が異常に巨大な天災地変によって生じたときはこの限りではない」
という免責条項もある。今回の災害があたらないとすると、いったい何があたるのか。
「低線量の放射線は「むしろ健康にいい」と主張する研究者もいる。説得力があると思う。
私の同僚も低線量の放射線治療で病気が治った。過剰反応になっているのでは。
むしろ低線量は体にいい、ということすら世の中では言えない。これだけでも申し上げたくて取材に応じた」