函館に暮らす少女ハルカ11歳の春休み。ある日、ハルカは教会の尖塔の上に青く 光る雪に包まれた男を目撃する。男の正体は15年後の世界のひとつ、“ラクリマ 時空界”からやってきた竜騎兵「カラス」。彼はハルカの幼馴染のユウの成人し た姿だった。 15年後の世界、そこでは高度な科学力で人類の世界を保とうとする“ラクリマ時 空界”と、全時空の消滅を図る“シャングリラ時空界”の激しい戦いが繰り広げ られていた。圧倒的な力を誇るシャングリラの攻撃にラクリマが耐えきれなくな るのは時間の問題だった。シャングリラの侵攻を止める“鍵”=「龍のトルク」 の存在を15年前の世界に探りあてたラクリマ司令部は、「龍のトルク」を捕獲す べく15年前の世界に竜騎兵たちを送り込むのだった。