俗に言うオタクを銭湯に例えるとする。 その銭湯には数多くの種類の風呂があって、客入りはぼちぼち。 それぞれの客が好みの湯に入ってのほほんとしていた。 だが、とある日にその銭湯がメディアで報道され、 銭湯に大量の客が押し寄せるようになった。 新規の客は、まず、股間を隠そうとしない。 むしろ無駄に自信がありアピールしていると言わんばかりにひけらかしたがる。 さらに、多種ある湯の中の人気のある湯にばかり入ろうとする。 人気の無い湯は無視、または批判の対象になる。 銭湯では新規の客が群がり、大声で歌ったり、踊ったりして騒々しい。 迷惑に思った客が静かにしろというと、 「お前一人の銭湯じゃないし(笑)俺らの勝手でしょ(笑)」などと返す。 さらに新規の客の間では、「通は風呂上りに牛乳を飲む」という噂が蔓延していて、 さほど牛乳が好きではない客まで通ぶるために牛乳を飲む。 実際に牛乳が好きな客は、牛乳が減るだけでなく、彼も通ぶるために 牛乳を飲んでいると勘違いされる。