2011/07/06 (水) 07:24:58 ◆ ▼ ◇ [qwerty]ポニョとかアリエッティに比べて大人向けで万人受けはしないだろうけど
最近のジブリの中では新鮮味があったしなにより背景画とかの雰囲気がよかった。
世界観が前作のゲドと全く違うのも面白いし、実際にある風景なんかも出てくるから、
その場所の今昔を比べられるのもいいと思った。(山下公園など)
作画やキャラや演出は昔のジブリを思わせるものがあって、ストーリーは「耳すま」以来
久しぶりの青春恋愛物だと思った。
そこにまだ戦後の傷跡が残る中、その傷を抱えつつも、希望をもって進んでいこうとする、当時の人間ならではの人情や
すがすがしさをうまく練りこんであって、すこし感動した。
ジブリ版三丁目の夕日みたいな感じだけど、「昭和を舞台にした映画をつくりました」
という感じではなく、ごく自然に日常を見ていて昭和を感じられて(手回し洗濯機や白黒テレビなど)
リアリティがあって良いと思った。
(学生運動とか当時ならではのネタも)
坂本九の「上を向いて歩こう」とか主題かも良い味出してた。
なにより船とか港が良く描かれてるので、そういうのが好きな自分にとっては
すごく良かった。
多分評価は賛否分かれると思うけど、自分は最近のジブリでは一番好きです。
よく当時(1963)を研究してるなぁみたいな(自分は当時を知りませんがw)