2005/10/08 (土) 20:35:00        [qwerty]
 「BLOOD+」は、高校生・音無小夜が主人公。日本刀を片手に吸血鬼「翼手」と 
たたかいます。謎の組織を追い、イラク戦争や世界の紛争が交錯する大胆な物語が 
展開します。沖縄の上空を米軍の爆撃機が飛び交う。そんな日常の場面も描きます。 
 企画した竹田青滋プロデューサーは14年前の湾岸戦争のとき、ニュースの編集を担 
当していました。そこで「悪者イラクの攻撃から耐えるイスラエルという一面しか結果的に 
見せていなかった。事実は多面的に見る必要があると思います。」 
 「日本では沖縄に米軍の問題を押しつけて、イラク戦争を他人事のように思っている 
人々もいます。でも実際は思いやり予算という税金で米軍を雇い、派兵し、遠いところ 
の戦争にも巻き込まれているんです。」と話します。 
 アニメでは、戦争や紛争を根絶やしにできないアメリカ社会の問題をとらえています。 
「戦争を続けたがる欲望が渦巻いているということを、訴えていきたいですね」と竹田さん。 
 アニメに携わって4年。竹田さんは「起動戦士ガンダムSEED」や「鋼の錬金術師」を生 
み出しました。「結論は与えなくていい。今ある現状でモノを考えるきっかけを与えたいん 
です」といいます。