本人もこのままじゃ納得いかないってハナシだったし、じゃあリベンジマッチを組もうかって。 ───ティッシュ君本人は闘志満々だったと。 体力で圧していくんじゃなく、ロー(キック)やフックを引っかけて回る中距離スタイルを学んで かなり手応えも掴んでいたようだしね。 トレーニング法を変えて5メートルあった身長を2メートルちょっとまで絞り込んだんだ。 沢城のロングアッパーに捕まらないフットワークも同時に身につけていた。 ───本人の口からはなんと? 朝の散歩の時にそれとなく聞いてみたけど「ワン」としか言わないんだよ。 ───犬ですものね。 疑ったりしたけどやっぱ犬だったね!(笑 (つづく) (月刊『秘伝』 斎藤千和インタビューより)