気が付くと自分の部屋の片付けをしてるんだけど 私にはどうも物をホイホイ捨ててしまうクセがあってね(笑) 以前卒業アルバムを捨てようとして母に叱られた経験もあるし。 それでまぁ、いらない物をゴミ袋に入れてると手に取った中に何か妙な ガラス玉みたいなものがあるんだよ。 いつ買ったか貰ったかも分からないものなんだけど、直感でこれは捨てちゃダメだ!って思ったのね。 うん、でその瞬間目の前が真っ白になって…気付いたらリングに仰向けで ライトを見てるんだ。横でセコンドが何か言ってて… ───そこではじめて自分が負けた事に気付いたと。 あのガラス玉みたいなのは…自分の命だったんだろうね。 (月刊『秘伝』 斎藤千和インタビューより)