>  2005/10/10 (月) 15:58:46        [qwerty]
> > 東工大の学生が手にフッ酸かかって
> > 応急処置で爪の中の肉を針で掻き出したってのは本当なのか?
> ある学生がフッ酸(フッ化水素酸)に素手で触って負傷したのは、アルミニウムを使った凝固実験がきっかけでした。
> フッ酸には、皮膚に直接触れた場合、外傷を残さずに皮膚に浸透し、骨を直接溶かす作用があります。
> フッ酸による負傷時の治療法に詳しい大学院のドクターに診てもらった学生は、
> 指を切り落とすか、指先の爪の間からカルシウム注射を続けるかの二者択一を迫られました。
> 指を切り落とすなど誰しも避けたいところですが、爪の間に針を刺すなど拷問のようなものですから、
> 彼はその場で真っ青になっていました。それでもなんとか我慢しながらこの治療を受け、2ヵ月後には完治しました。

例1:分析実験中に誤ってフッ酸の原液(約50%HF)の飛沫が
手についたのに気付かずに帰宅した.就寝中にジクジクとした
痛みで目が覚め,痛みはだんだんと強くなり,ついには転げ回
って涙がボロボロと出る程になった.近所の救急病院へ駆け込
み,フッ酸が付いたらしいと話すと,手がグローブになるくら
い中和剤を注射され,結果的に大事にはいたらなかった. 

例2:白金ルツボに岩石粉末を入れて加熱分解している時に,
誤って親指を高温のフッ酸蒸気にさらしてしまった.例1と
同じように,深夜になって我慢できない痛みに襲われ,救急
病院へ駆け込んだ.中和剤を打たれたが時既に遅し.親指の
付け根から細胞が壊死してしまい,肉をとる手術を受け,親
指の骨が剥き出しになった. 

参考:2005/10/10(月)15時57分38秒