払下げのボロボロの貨車や、錆びた船のコンテナを改造した夏暑くて冬寒い町営住宅に、家族4人で住んでて 週に2度、薄い塩味のクズ野菜の汁とか重湯を啜り、干乾びたパンや干し飯を齧って生活してて 何も食べられる物がない時には、木の芽や野の花を糖蜜で煮て食べたり、 ネズミや川エビを捕って焼いて食べたりしてて 厳冬の、ひもじくてひもじくて辛抱できない時は、箸をねぶって、茶碗を舐めて、柱を齧って気を紛らわすんだって カチカチに凍った切り干し大根をねぶってねぶって、グダグダになったら、また洗って干してを繰り返してて もう娘や息子は栄養失調でソマリアでウガンダで死にそうで 生活保護の母子加算が無いと死にそうなんですぅ~!!って言ってたけど その手には常にタバコが