野田首相は20年10月の夕刊フジのコラムで「国難のときこそ民意を問うのが筋だ」と訴え、 世界的な経済不安への対策を理由に衆院解散・総選挙を先送りした当時の麻生太郎首相を批判した。 いま日本は国難と言われている。野田首相よろしく言えば、いま解散しなかったら、いつ解散するのだろうか。 それなのに野田首相は当面の解散を否定している。 揚げ足をとるつもりはない。これが10年も20年も前の話なら「変節」とは言わない。ここ数年の話だ。