どろろ 2005/10/11 (火) 22:05:26        [qwerty]
12
郊外の空き地
頭が無くなっているサーキュラスの死体
「次は、ほのかさんの番ですよ」
「‥‥ええ、わかってるわ」
「今のを見てもまだ挑んでくるんですか?」
「ええ」
「怖くないんですか?」
「そうね。でもそんな事は戦いをやめる理由にはならないわ」
「どうしてですか?」
「あなたがどんなに強かろうと、罪は消えないもの」
「‥‥」
うつむくひかり
(‥‥罪は消えない、か‥‥そうね。本当にその通り。ああ、どうして気が付かなかったんだろう‥‥)
「ひかり?」
「‥‥罪って?」
「え?」
「罪ってなぎささんを殺した事ですか?」
「‥‥何を言ってるの?」
「あなたが勝手に怒ってるだけでしょう?私はなぎささんを殺した事を悪かったなんて思ってません」
「‥‥そう」
「あんな人死んでも誰も困りませんよ。見るからに頭悪そうだし。というか、実際悪かったんですよね?
 なぎささんが死んで困るのはほのかさんだけでしょう、仲が良かったみたいだから。
 でもほのかさんも死ぬんだから別にいいじゃないですか。あの世でまた仲良くなればいいんじゃないんですか?」
「ひかりぃぃぃぃいいい!!!!!!!」
ひかりに向かって全力で拳を打ち出すほのか
その瞬間、ひかりの変身が解かれる
「え?」
普段着に戻ったひかりの腹をほのかの腕が貫通する
「あ‥‥」
「‥‥‥ほのかさん‥‥ごめん、なさい‥‥」