2011/11/13 (日) 09:14:46        [qwerty]
記者「でもアメリカが穀物の値段を引き上げたらどうするんですか?」

私「日本の米の値段は国際相場の3倍以上。自給率を高めるというのは、割高な国内農産物を守るということだから、価格だけを考え
るなら、関税を撤廃して輸入したほうがはるかに安い」

記者「食の安全が・・・」

私「そんなものは検疫を強化すればいいだけ。そもそもまだ何も決まってないのに、なんで危険な食品が入ってくると断定できる
の?」

記者「でも農家は困りますよね?」

私「困る人もいるでしょうね。しかし専業農家はもう35万人。圧倒的多数の農家は、休日に農業もやるサラリーマン。自由化を拒否し
て企業の業績が悪くなるほうが困るでしょう。消費者は1億2000万人以上いるんですよ。関税が下がると消費者は絶対に得するのに、
ワイドショーはどうして農家の話ばかりするの?」

記者「・・・」

私「バターや砂糖の関税は300%以上。あなたの好きなケーキの値段は、砂糖の関税がなくなったら半分ぐらいになるでしょう。サト
ウキビをつくる農家は困るかも知れないが、砂糖を使うケーキ屋さんはもうかるし、海外に輸出もできる。農家とケーキ屋のどっちが
付加価値が高いか、明らかでしょう」

記者「医師会は混合診療で格差が広がるといってます」

私「それは逆。今は全額を自己負担できる金持ちだけが自由診療を受けられる。混合診療が認められれば自由診療の負担が減って、貧
しい人も高度医療が受けられるようになります」

記者「他にもいろいろな制度がアメリカの都合のいいように変えられるんじゃ・・・」

私「だから日本が拒否すれば、変えられないの。同じような非関税障壁について交渉した80年代の日米構造協議では、日本はほとんど
譲歩しないで何も変わらなかった。日本がアメリカの最大のライバルだったときに何もできなかったんだから、アメリカが日本に関心
をもってない今、意味のある結果が出るとは思えない」