「アリス…そ、その新しいマスク…お洒落だよな」 「ありがと。私も自分が大好きだったお人形になれた気分で嬉しいわ」 「は…ははは…」 「ねぇ魔理沙。お昼寝しない?…昔話を聴かせて。よく眠れるように」 「じゃ…じゃあマザーグースを…」 「それじゃないでしょ」 「!(ビクっ)」 「早く聴かせて」 「そ、そ、そんな目で見ないでくれよ……あ、ある深い森に魔法使いが二人 いました… 二人は普段あまり仲が良いようには見えませんでしたが最高のコンビでした… お互いに心で強く結び付いていたからです……も、もももう!やめっ」 「続けて。眠れないじゃない…」 「うぅ…ある日二人は月の異変の解決に乗り出しました… 二人が手を重ねて撃つ魔砲の威力は凄まじいものでどんな妖怪も敵いませんでした… しかしその魔法は二人の完璧なコンビネーションが必要でした… ひ、一人の魔法使いが弾幕に気を取られた次の瞬間もう一人の顔へ…うっ!うぅうああああ…」 「クスクス…」