>  2011/12/17 (土) 20:27:09        [qwerty]
> > だろうね(;´Д`)というか滝沢の人はクゼで描けなかったものを徹底したんだと思うよ
> 公安九課は優秀な人材が揃っててなんだかんだで立場が国家権力側なんで
> 単なる若者達が集まって巨大な陰謀に立ち向かうのは全く意味が違うと思う(;´Д`)
> 攻殻機動隊だったらやりそうな事を大学生がやると説得力が全然ない

うーん(;´Д`)というよりも現在の問題を描くときに果たしてそれは
国家権力が巨大な陰謀に立ち向かう姿になるのだろうかというのがあって
SACはその点についてSACな人たちとタチコマを対比させることで描いていた
んだけども2ndGIGはそういったテーマ性が薄れてしまって押井の横槍もあって
ああなってしまってる
んだけれどそれでもクゼだけはハブ電脳という概念を通じて
もっと私的で個人的で微小な問題を解決し続ける媒介者というかたちで描こうとした
でもやっぱり攻殻機動隊のフレームだと国家権力との対峙という大きなくくりの手前
単なるテロリストみたいな描き方に留まっちゃって失敗した(;´Д`)

東のエデンは日本をなんとかするという大きなテーマがあるとして
じゃあそれはどう分解できるかとなったときに
滝沢は日本を構成する部分である個人の微小な問題を当の本人が自力で解決することを促す
本当の意味での「媒介」として描こうとしてる
ハブ電脳なんて概念を持ち出さなくても十分に問題を解決できる、
個々の問題解決の積み上げの到達として日本をなんとかできるって道筋がある
その道筋上の断片・ヒントとして、ヒロインの子がちょっとしたイラストを描くことで
価値が付加されてその価値が伝播していく過程を象徴的に取り扱おう
としていたようにもとれるんだけど
あのどうでもいい10億円どったらの話とか主人公の過去とかに引っ張られて収拾がつかなくなった(;´Д`)

参考:2011/12/17(土)20時15分29秒