ただし、ピートは、どの猫でもそうなように、どうしても戸外へ出たがって仕方がない。 彼はいつまでたっても、ドアというドアを試せば、必ずそのひとつは夏に通じるという確信を、棄てようとはしないのだ。 そしてもちろん、ぼくはピートの肩を持つ。