2012/02/04 (土) 11:24:59        [qwerty]
おもちゃ
昭和30年代。売春防止法が制定され肩身が狭くなっていく業界、京都の置屋が舞台です。
主人公のトキコは貧乏な家の娘。 舞妓になるため、舞妓になる修行のため、置屋で働く小遣い娘でふ。
4年の修行を経て、一人前の舞妓になり店出し/ミズアゲするまでの、 トキコの青春を描きまふ。
芸妓さんや舞妓さんの舞台裏を描きまふ。脱シンデレラシンドローム的なメッセージムービーでふ。
華やかさの裏に 秘められた人間ドラマでふ。重いテーマでふ。あけすけな表現をすれば売春宿の小遣い娘。

それでもやはりトキコは1人の女の子。同級生の 彼に恋もしますし、早くお金を稼いで家族を楽にさせてあげたい、
なんてことも思うわけでふ。青春の葛藤でふ。青春との決別でふ。 性を売る商売ゆえ、何種類もの涙が頬を伝っていきまふ。
そこに金が動いても、こころ対こころです。LowRESでふ。彼女を大切に思う 周囲の人間が流す涙、その涙が、
トキコを舞妓にさせる為だなんて、彼女のミズアゲの為、売春の為だなんて、悲しいじゃないでふか。 切ないでふ。
そりゃお風呂あがりにお茶漬けだって食べたくなりまふよ。大泣きしましたとも。店出しの日の玄関先の小路、震えましたとも。 
ハリウッド映画のエンディングに負けないくらいのお見事なシーンでふ。感動でふ。プロ魂での枕もとの笑顔。
大人の女でした。立派でした。 音楽(天野正道)も最高。本来ならばドロ沼であるべき性のドラマを、
なんなんだろうこの爽やかと切なさ。セット1つにしても、映像効果にしても、 さすが東映さん、底力を感じまふ。