メスを握るとみられるのは順天堂大医学部の天野篤・心臓血管外科教授(56)だ。 東大系ではない医師が担当するのは異例中の異例だが、この天野氏、「神の手」と称される名医で、 バイパス手術のスペシャリストとして知られている 同氏は3浪の末に日大医学部に入学。卒業後は関東逓信病院を皮切りに亀田総合病院などを経て、 2002年に順天堂大の教授に就いた。心臓手術を専門とし、なかでもバイパス手術では「日本一」 「スペシャリスト」として名高い。現在、年間200例以上の手術を手掛ける心臓血管外科を率いている。