2012/03/30 (金) 00:51:35 ◆ ▼ ◇ [qwerty]オーディションからしばらくして、事務所に「この前受けたオーディション、
『Vガンダム』のパイロット版を収録するから行って」と言われたので、
「何かの役に引っかかったのかな?」と思って、貰った台本を見たら……主人公のウッソ・エヴィンだったんです。
収録数日前に、まさかの重大発表!(笑) だから、心の準備も全くないまま、スタジオに入っちゃいましたね。
新人のころは、とにかく大声で「はい!」と返事をしなさいと言われてたんです。だから、富野監督が
「ここをこうして」とリテイクを出した時に、僕は「はい!」と返事をしたんですが、実際には望まれる芝居に届かない。
だったら、わかったような返事をするなと、ものすごく怒鳴られました。
テイク7、8は当たり前でしたからね。第1話の収録なんて、テストだけでも数回、本番も2回録って、6時間くらい掛かってしまい……
『Vガンダム』中に20歳の誕生日を迎えたんですけど、渡辺 久美子さんたちに美容室に連れて行かれて、
「大人なんだから、もっとオシャレになりなさい」と言われ、クルクルパーマを(笑)。
ウッソを演じる楽しみを実感できていったのは、作品も終盤になってから。もっとウッソをやっていたかった。
新人にとっては、とても短い1年でした。