肥満者への蔑称として使われることが多いが、豚の体の大半は筋肉であって、 脂肪ではない。一般的に肥満させて育てる食用ブタでも体脂肪率は14パーセン ト、多くても18パーセント程度にとどまる。ガツガツと食事を取る人物を指し て「ブタのように食べる」、散らかり汚い部屋を「豚小屋」などと形容するこ とがあるが、ブタの生命力が強いため荒れた飼育環境でも飼育できることや、 容貌から来る偏見である。ブタは知能が高く(教え込めば芸も覚え、自分の名 前も認知する)清潔を好む生物であり、ガツガツ食事をしたり、自分の居場所 を汚くすることもない。排泄をする場所は餌場や寝床から離れた決まった一ヶ 所に決める習性がある。ブタの知能はイヌと同等か、それ以上とする研究者も いる。犬は高い忠実性を持つが、事実上の知能ではブタの方が上であることが 認識されている。類人猿、イルカ、ゾウ、カササギ、ヨウムに加えてブタも鏡 の存在を認知できる「鏡映認知」が確認された数少ない動物である かな恵ちゃんは賢いんだよ