「掲示板に『最後のカードが当たらない』って書き込みが殺到してる。次は少し当てやすくしてやろう」 東京・港区のソーシャルゲーム開発会社。冒険ゲームを管理するプログラマーの男性(30)はパソコンのキーボードをたたきコンプガチャでアイテムが当たる確率を調整し始めた。 「『いいゲーム』と言えるかどうかは、どれだけアイテムを買わせるかにかかっている」と話す男性は、 「決め手は『ハイジン(廃人)課金者』に、いかに長く続けさせるかだ」と明かす。 社内のコンピューターが課金状況を常時監視し、多い時で1時間に1回、メールでデータが届く。 「アイテム課金が足りない」「アクセスユーザーが少なすぎる」。急いでプログラムを書き換え、 通常300円のアイテムを急きょ100円にするキャンペーンを始めることもある。 「数字がすべてだ」と男性は話す。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120514-OYT1T00577.htm