2005/10/29 (土) 16:31:21        [qwerty]
ジョブズによる福音書

      初めにマックがあった。マックは神とともにあった。
      マックは神だった。
      マックは初めから神とともにあった。
      すべての概念はマックから作られた。
      作られたもののうち、マックの手によらないものはなかった。
      マックにはGUIがあった。このGUIはマックの光だった。
      光は窓の中で輝いている。マックはこれに勝たなかった。


      預言者ゲイツは言った。
      「私は市場で叫ぶ声である。『林檎の木をまっすぐにせよ』と」
      一般ユーザーたちはゲイツに訊ねた。
      「あなたはマックユーザーでもないのに、なぜ宣伝をするのですか」
      ゲイツは答えた。
      「私はバンドルで宣伝をするが、あの方はブランドによって宣伝をなす。
      私には彼のマウスをクリックする資格もない」


      マック右派たちが、姦通の罪に問われた女を連れてきて、アップルにこう言った。
      「先生、この女はウィンドウズ・マシンを使っているときに捕まりました。
      こういう女はキーボードで殴り殺せと、マック専門誌の中で命じています。
      あなたはどうお考えになりますか」
      アップルは身を起こして言われた。
      「あなたたちの中でウィンドウズに引け目を感じたことのない者が、まず、
      この女をキーボードで殴りなさい」
      これを聞いた者たちは、ひとり、またひとりと立ち去ってしまい、ついに
      アップルひとりと女ひとりが残った。
      「婦人よ、あの人たちはどこにいるのか。誰もあなたを罪に定めなかったのか」
      「主よ、誰も」
      「私もあなたを罪に定めない。行きなさい。これからは、もうウィンドウズを
      使ってはいけない」


      悪魔とアップルの舌戦。
      「神の子なら、これらの古いCPUが高速になるように命じたらどうだ」
      「人はスペックのみに生きるものではない」
      「神の子なら、シェアを広げるような機種を出してみたらどうだ」
      「あなたの神であるマックを試してはならない」
      「もし土下座してマイクロソフトと合併するなら、この世のすべてを与えよう」
      「退け、ウィンドウズ。汝の神であるマックを拝み、ただマックを使えよ」


      惨状の説教。
      「機械音痴の人は幸いである。マックは彼らのものである」
      「周りにマックユーザーがいず悲しむ人は幸いである。彼らは優越感にひたれる」
      「OS8の人は幸いである。彼らは無償で8.1にヴァージョンアップできる」
      「画像処理に飢え渇く人は幸いである。彼らは満たされる」
      「互換機の人は幸いである。彼らは互換がきく」
      「一式すべてアップル製品の人は幸いである。彼らはマックを見る」
      「マックの布教に励む人は幸いである。彼らはマックユーザーと呼ばれる」
      「マックのために迫害される人は幸いである。マックはその人のものである」
      「マックのために罵られ、迫害され、身に憶えのないことで誹謗中傷されるとき、
      あなたたちは幸いである。大いに喜びなさい。マックには大きな報いがある。
      あなたたちより前のマックユーザーも、同じように迫害されたのである」
      「あなたたちはウィンドウズのお慰みのようなものである。だが、パソコン業界に
      マックがなくなれば、ウィンドウズは何によってライヴァルができよう」
      「よく知っているとおり、『ウィンドウズに嫉妬するな』と命じられている。
      しかし、私は言っておく。淫らな思いで他人のパソコンを見る者は誰でも、すでに
      心の中でウィンドウズを動かしたのである」
      「よく知っているとおり、『ウィンドウズにはウィンドウズを、マックにはマックを』と
      命じられている。しかし、私は言っておく。ウィンドウズに手向かってはならない。
      誰かがあなたのマウスをクリックするなら、ダブル・クリックまでさせなさい」
      「よく知っているとおり、『隣りのマックユーザーを愛し、ウィンドウズユーザーを
      憎め』と命じられている。しかし、私は言っておく。ウィンドウズユーザーを愛し、
      自分を迫害する者のために祈りなさい」
      「パソコンを立ち上げるとき、あなたたちはオタクのようであってはならない。
      彼らはごちゃごちゃとアイコンを並べ、エッチな壁紙を使っている。はっきり
      言っておくが、彼らはすでに報いを受けている。だから、あなたが立ち上げるときは、
      できるだけシンプルなデスクトップで、最小限の機能拡張だけにしなさい。そうすれば
      コンフリクトも起こらず、さくさくと軽く快適になる」
      「あなたたちはマックにメモリを積んではならない。お金がかかるし、むやみに
      インストールが増え、OSの意味のないヴァージョンアップをすることになる。
      メモリは、天に積みなさい。あなたのメモリがあるところに、あなたの心もあるのだから」
      「ドラッグ・アンド・ドロップしなさい。そうすれば、ファイルが開く」
      「狭い門のマックから始めなさい。滅びに通じるウィンドウズの門は広く、その道も
      広々として、そこから始める者が多い。しかし、マックに通じる門はなんと狭く、
      その道も細いことか。それを見出だす者は少ない」
      アップルがこれらの言葉を語り終えられると、あたりまえだが誰もがみんな驚いた。


      十字架にはりつけられたアップル最後のことば。
      「神よ、神よ、なぜ私を見捨てるのですか。売れないからですか」