2012/06/23 (土) 00:47:16        [qwerty]
「原子力の憲法」こっそり変更  
2012年6月21日 07時04分

 二十日に成立した原子力規制委員会設置法の付則で、
「原子力の憲法」ともいわれる原子力基本法の基本方針が変更された。
基本方針の変更は三十四年ぶり。法案は衆院を通過するまで国会のホームページに掲載されておらず、
国民の目に触れない形で、ほとんど議論もなく重大な変更が行われていた。

 設置法案は、民主党と自民、公明両党の修正協議を経て今月十五日、衆院環境委員長名で提出された。

 基本法の変更は、末尾にある付則の一二条に盛り込まれた。
原子力の研究や利用を「平和の目的に限り、安全の確保を旨として、
民主的な運営の下に」とした基本法二条に一項を追加。原子力利用の「安全確保」は
「国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として」行うとした。

 追加された「安全保障に資する」の部分は閣議決定された政府の法案にはなかったが、
修正協議で自民党が入れるように主張。民主党が受け入れた。各党関係者によると、異論はなかったという。 

核を持てるぞ!