>  2012/07/06 (金) 21:05:48        [qwerty]
> > 学年最後のホームルームで臭作先生が「お前等自分のこと弱いと思ってる?強いと思ってる?」
> > と俺らに問いかけてきた、嫌なので誰も答えないで居ると「俺が見たところ
> > お前等の中には強いやつも弱いやつもいないな」と続け「ただ強く見られ
> > たい奴や弱く見られたい奴は結構いる」と言った。多分俺ぐらいしか聴いて
> > いなかっただろうが臭作の話は続き「俺は自分の事弱いと思っているし
> > 弱いから卑屈になるし実際そう見えるだろ?でも俺は結構思い通りやって
> > るんだ、アイツの事とかな」と言って空席である成田の席を指差した。
> > 「アイツを抱き込んで沈めたためにこのクラスは俺が担任だって言う以外には
> > 何の問題もなくこの一年を過ごせたハズだ、お前等だって部活の先生とかに
> > 俺のクラスだっていうとかわいそうにって慰めてもらったりしてたろ?
> > これは俺が担任であったことでお前らが得た旨みだ。俺は俺という存在が
> > 周囲にどういう風に認識されどういう扱いを受けていくのが普通なのか
> > 良く知っている、自分というものを良く知っているだけで、どういう風に
> > 動けば思い通りに事を進められるのかがわかる、だから」と言葉を切って
> > 「お前等も周りにどう見られたいかやどう思われたいかではなく、自分が
> > どういう人間であるのかを仕方なく受け入れろ、その上で動くってことが
> > 地に足をつけて生きるって事だよ、俺のように」といってニヤニヤ笑った
> そして最初にイジメられそうになった二人に「特にお前等な!お前らは
> このクラスにおける第三項、排除される存在だった、だがこの学校には
> 俺という絶対の第三項がいた。第三項排除論っつーのがあってな、差別や
> イジメの学問だよ。」と言い「ただ、排除されるべき第三項は、ある特別な
> 空間において神聖な存在ともなるんだ、祭りとか供儀の場でな。恐れ山の
> イタコとかもそう。そしてこの学校という空間はお前等の青春の祭りの日々
> でありお前等の青春の供儀の日々でもあるんだな、お前等みたいなのは
> 動き方によっては本当に特別な存在になれるんだから早く自分を知れよ」
> と言った。最後に「我々は関係性の中に生きています、この人間の営みは
> 強いものだからといって成功が約束されているわけではなく、逆に弱い
> からといって敗北が約束されているわけでもありません、強さが弱点に
> 弱さが武器になることがあるという事を俺はお前等に知ってほしいと
> 思ってこの一年やってきた。わかる奴はわかると思う。こういう生き方も
> ありなんだよ、自分で自分を祭り上げろ、武器は裏返して使え、以上」
> と言ってその年にどっか別な学校へ転任していった臭作先生の最後の授業に
> 感銘を受けた俺は、大学で民俗学を専攻し、第三項排除とイジメに関する
> 論文を書き、結果社会が怖くなりニート、その後職を得た後もあまり友達も
> いないので甥のゆうちゃんの所に言って第三項排除の恐ろしさを伝えているのです。

ゲラゲラワラタ(;´Д`)通りで文が上手だと思った

参考:2012/07/06(金)21時03分53秒