2005/10/31 (月) 01:43:31 ◆ ▼ ◇ [qwerty] 今回の「コミックキャッスル」は、そもそもはブロッコリーの発案のよう
だ。カードの売れ行きも落ち気味の状況で、販促の手段を模索していたブロ
ッコリーとしては、過去の成功体験として同人誌即売会とのタイアップを再
び試みることを思いついたようだ。ここで相談を持ちかけられたのが、是空
とおる氏ということになる。是空氏は、草創期のブロッコリーの事業に深く
コミットしており、現在も彼が率いるアクシアにとってはブロッコリーは有
力な取引先である。是空氏としては、ブロッコリーから頼まれれば断るわけ
にはいかない立場だった。ただ、彼としてはかつての自身が主催した即売会
の件もあり、表には絶対に立ちたくないし、同人誌即売会の開催を生業とし
ているわけでもない。そこで、現実的に即売会を仕切れる組織が必要なわけ
で、例えば、「コミッククリエイション」「サンシャインクリエイション」
を運営するコミケ・プランニング・サービスなどへも接触があった模様だ。
結果として、キャラクター系のコンベンションのつきあいの中で当時、
「DreamParty」を仕切っていた新宮氏の参加が決まったようだ。新宮氏にと
っては、大規模な同人誌即売会の運営を任されるという思いがけないチャン
スが転がり込んできたことになる。
こうした体制で企画が煮詰められていく。そもそも捨てたブランドであっ
た「コミックキャッスル」という名前を今回「コミックキャッスル2005」と
して復活させたのは、是空氏の発案のようであるし、サークル参加申込書チ
ラシと表紙を桜沢いづみに依頼したのも是空氏のコネクションということに
なる。この段階では、ブロッコリーは「金は出す。企業ブースには口を出
す。ただし、同人誌即売会には口を出さない」というようなことを言ってい
たようだ。