専門の学者によると、その論拠は以下の通りです。 <1>「はくすきのえ」は「日本書紀」だけに見られる読み方である。 ちなみに、この読み方の由来は、古代朝鮮語の音(今は使われていない) を当てはめたという説が強い。 <2>「白村江」は、中国の史書「旧唐書」「新唐書」では「白江」と 表記され、これを学者たちは「はくこう」と読んでいる。 <3>最近の学界の「日本書紀」批判の潮流もあって、白村江も日本書紀 の読みに縛られるい必要はないというのが、専門家の考えのようで、 「白江」などの呼び名との整合性から、「はくそんこう」と普通の読みをするようになった。