2012/08/01 (水) 20:22:14        [qwerty]
中継映像は選ばれた 1 社 (1 シンジケート) が製作し、著作権は IOC が持つ。
IOC は競技個別の放送権購入を認めておらず、購入の場合は全競技・全会場の
放送権を購入しなければならない (したがって、逆にどの競技の放送をするこ
とも自由である)。放送権の販売価格は、現在は国民一人あたりの GDP を参考
にして国ごとに決められている (ただし、一か国一購入者に限られてはいない)。
最も高額な価格が設定されているのは米国で、日本は世界で二番目の高さであ
る。かつての算定方式だったとき、日本では NHK と民放連合は別々に放送権
を購入していた。そのため、放送では、NHK と民放連合はそれぞれ独自の実況・
解説陣でおこなっていた。しかし現在の算定方式になってから NHK と民放連
合が独自に購入できるような価格でなくなってしまった。そこで、大会のたび
に、NHK と民放連合とで 1 つの購入シンジケートを組んで放送権を購入する
ようになった。同時に、実況用アナウンサも NHK と民放から出し合うように
した。実況担当者はその競技の生中継を担当する局のアナウンサとは限らない
ため、民放の生中継で NHK のアナウンサが実況したり、その逆も普通におこ
なわれている。