2005/04/08 (金) 12:27:37        [qwerty]
 しかしその結果、団塊の世代は「ややこしい」ことが分かるのだという。彼
らは従来の“高齢者”の概念に収まらないのだ。詳しく書くと長くなるので割
愛するが、端的に言うと、「シルバー向けを意識させるものは嫌がられる」の
だという。さらに趣向にまとまりがなく、ニーズが多様化している。55歳から 
65歳までの彼らは、枯れることを拒絶しているのかもしれない。

 とはいえ、身体能力は否応なく衰える。様々な機器や商品は進化しており、
新たなリテラシーを要するものは増える。

 「かといって、『はいユニバーサルデザインです』という商品を作ると、
『オレをバカにしているのか』と概して不評だから難しい。彼ら(団塊の世
代)は現役世代と同じ、もしくは現役をリードする存在でないと、自尊心が傷
つくみたいなんです」(自動車メーカー商品企画担当)